介護は突然やってくる
B病院の医療福祉相談室とやらが電話をかけてきた。
「お義母さんの退院に先立ちまして、
介護認定の手続きをされてはいかがでしょうか?」
(え?それはなに?)
どうやら65歳を超えると、医療保険とは別に介護保険の保険証みたいなものが家に送られてくるらしい。
よく聞く「ヘルパーさん」とか「デイサービス」みたいなのって、その保険証を持ってれば利用できるわけじゃなくて、役所に行って
「うちのおじいちゃん、介護サービスが必要な感じなんだけど…」
などと言うと、役所が本人や病院を調査しに来る。
そして、
「そうですねー。自分一人で自分の面倒を見るのは難しそうですねー」
ってなると、手助けが必要なレベル(要支援1,2とか要介護1~5)を判定してくれて、サービスが利用できるようになるらしい。
(ふーん…。え?でもそれって…ボケろ…認知症の人とかがやるやつでしょ?)
違うらしい。
お義母さんのように病気で介護が必要な人も申請できるらしい。
具体的には
「足元がおぼつかないので手すりをつける」
「一人でお風呂に入るのはちょっと不安」
「薬を自分で管理できない」
ってことで、サポートが必要なのでは?という話だった。
サポートには、
身体にまつわること(おむつ換えとか入浴介助など)と
生活に関わること(買い物、掃除、洗濯など)の二種類があって、
お義母さんは健康な同居家族(実態はどうあれ、介護認定を受けていないお義父さんと一緒に住んでいる)ため、生活面のサポートは受けられないとのことだった。
※お義父さんも申請して介護の必要性が認められれば受けられる。
(まあ、うちは…私たち家族が近所に住んでるから、買い物や洗濯にヘルパーさんを呼ぶ必要はないよね)
それにしても、いきなり「介護」とか言われてびっくり!!!
そういうのは10年後くらいにやってくるものかと思ってた。
それに持病をいくつか持ってるお義父さんの方が先に介護が必要になると思い込んでいた…。
人生、なにが起こるかわからないなー…。