がんとオムツと反抗期。

ステージⅣの肺がん患者の義母と認知症疑いの義父、思春期の子どもに囲まれたもやもやを吐き出すために書いてます

「『両想い』と『つきあう』は違う」問題

反抗期が恋をしているらしい。

なんか自分から言ってきた。

母親にそんな話するの、抵抗ないのかしら。

これがイマドキの子ってやつなの?

Z世代ってやつなの!?

 

私の小中学校時代の男子は

「女子と仲良くするなんてだせえ」

って感じだったし、

恋愛話を親とするなんて考えられなかったけど…。

 

まあ、それは置いておいて。

 

反抗期と私の会話。

 

「Pとさー。誰のこと好きかって話してたんだけどさ」

 

「へえー。女子とそんな話するんだ」

 

「お互い、好きな人のヒント出し合ってたんだけど。クラスとかイニシャルとかいろいろ。で、Pの好きな人って、俺じゃね!?って感じなんだよねー」

 

「そ、そうなんだ…。で、あんたはどうなの?Pが好きなの?」

 

「それは…秘密だけど…」

 

いやいやいや。

絶対、Pのこと好きでしょ、あんた!!!

わかりやすく浮かれてるじゃないのよ!!!

 

まあ別にいいけど。

 

 

それから毎日、毎日、反抗期の嬉しそうな報告が続いた。

 

私も最初こそ楽しかったものの、毎日同じような「二人の探り合い」の話が続くので、ちょっと飽きてきた。かけてやる言葉も思わず棒読みになる。

 

「あーそれって、きっとあんたのことだよー。

もうPに告っちゃえばいーじゃーん」

 

すると反抗期は

 

「別に、俺の好きな人がPだとは言ってない!!」

 

とか言ってくる。

 

母親に言いたいのか言いたくないのか…どっちやねん!

 

 

そしてある日、二人に進展があった。

反抗期が帰ってくるなり、興奮気味に報告してきた。

 

「Pに

『ねえねえ、反抗期の好きな人って…もしかして私?』

って言われたんだけど!!!」

 

Pも勝負に出たなー。いや、確信したのか!?

 

さすがにこの展開には私も興奮した。

 

「で!?あんたは何て答えたわけ!?」

 

「『次、移動教室だ』って言って、逃げた」

 

 

いくじなしか、おまえは!!!

 

 

さらに翌日。Pは

「私の好きな人は…反抗期だよ」

とはっきり告白してきたらしい。

(前日はぐらかされたのに、なんてメンタルの強いおなごだ…)

 

「で!?返事は!?」

 

「ちょうど、友達に呼ばれたから逃げた」

 

 

・・・・・・・・バカなの?

 

二度逃げるとか、ないだろ!!!

 

 

 

結局、Pのことが好きだったらしく、めでたく「両想い」になったようなことを私にほのめかし、今度二人で遊びに行く約束をしたという反抗期。

 

 

「へぇ~。よかったじゃん。彼女できて」

 

「彼女いねえし」

 

「え・・・Pとつきあうことになったんでしょ?」

 

「両想いとつきあうは別だから」

 

 

・・・どういうこと?

 

「好きです」「私もです」

と言いあった男女は「彼氏彼女」ではないの!?

私が間違ってるの!?

 

「両想い」≠「つきあっている」が常識なの!?

 

そもそも、二人で遊びに行くというのを「つきあってる」というんじゃないの?

お互い好きで遊びには行くけど、二人はただの友達なの!?

 

誰かに「つきあってる人いる?」って訊かれたら「いないけど、両想いの人はいる」って答えるの!?

 

なにそれ、怖い!!!

 

 


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