がんとオムツと反抗期。

ステージⅣの肺がん患者の義母と認知症疑いの義父、思春期の子どもに囲まれたもやもやを吐き出すために書いてます

目の前でキレだす初対面のママさん

こないだ、お義母さんの主治医にキレて電話で看護師さんに文句をぶちまけてしまったけれども。

その後、初対面のママさんが目の前でキレているのにちょっと引いて、反省した。

(ああ・・・あの時の看護師さんはこんな気分だったのか)と。

 

 

その事件について知ったのは知人の一言だった。

 

「こないだ、小学生の女の子が中学生の女の子に首絞められたって、ここの通りで被害者のママが騒いでましたよ」

 

「へええ。怖いですね」

 

「下の子ちゃん(うちの子)も隣にいましたけど、聞いてます?」

 

 

え!?そんな不穏な事件にうちの子が絡んでる!?全然聞いてない!

そういやこないだ、中学生女子のVちゃんと遊んだって下の子が言っていたような・・・

 

早速下の子に事情聴取。

 

「えっと・・・Zちゃんと遊んでいたら、Vちゃんが来たの。

そんでZちゃんがVちゃんに『何年生?』って訊いて

Vちゃんが『中学生だよ』って言ったの。

そしたらZちゃんが『うちのお兄ちゃんは大学生だ、ばーか!』って言って逃げ出したの」

 

(ん?なんだそれ?Zちゃんはなぜ突然煽ってきたのだ?)

 

Zちゃんは下の子がたまに公園で遊んでいる違う学校の女の子。

Vちゃんは元々上の子の友達で、下の子ともよく遊んでくれる面倒見のいい女の子。ちなみに格闘技をやっている。

 

Zちゃんは突然暴言を吐いて駆け出し、Vちゃんに「こら待て!」と襟首をつかまれて、引き倒されたらしい。そこにZちゃんのお母さんが駆けつけて、大騒ぎになったらしい。

 

下の子いわく。

「VちゃんはZちゃんが頭をぶつけたりしないようにちゃんとかばいながら倒してた」と。

 

まあ、Zちゃんの自業自得っちゃ自業自得なんだけど、Vちゃんも小さい子にやりすぎちゃったね。

 

なんて思って、その話はおしまいかと思いきや。

 

Zちゃんのママが私のママ友と知り合いで、たまたま話すことになった。

 

「下の子の母です」

 

「あ。下の子ちゃんのお母さん?いつもZが遊んでもらって」

 

「いえいえ、こちらこそ」

 

なんてやりとりを交わしていたんだけど、いろいろ事情を知っていたママ友が

 

「彼女、例の中学生と知り合いらしいよ。Zちゃんの首を絞めた子」

 

と言ったもんだから、Zちゃんママがヒートアップ。

 

「え!?あの子のこと知ってるんですか?」

 

「はあ・・・上の子の友達で・・・事件についても下の子から聞きました」

 

「ほんと、ひどいですよね!?

こんなちっちゃい子に暴力振るうなんて!

ほんとムカついて。どこの子だって聞いたんですけど教えないから

中学に電話して、親の連絡先教えろって言ったんですけど、

教えてくれないんですよ!ありえます!?」

 

「えっと・・・たぶん、教えてくれないのが普通ですよ」

 

「え!?普通ですか!?泣き寝入りするしかないってこと?」

 

(泣き寝入りって・・・一体何を求めているんだろうか・・・)

 

「まあ、でもZちゃんが先に喧嘩をふっかけたと聞きましたけど・・・」

 

「確かにそうかもしれませんけど、手ぇ出すのはおかしいですよね!?

怪我とか特にしてませんけど、私が駆けつけた時、すごく泣いてて。

その後、何日か怖くて外に遊びに行けないって言ってたんですよ!?

頭のおかしい奴はいるから、言葉に気を付けるようにZには言いましたけど。

向こうのお母さんは謝りに行きたいって言ってるらしいんですけど。

お父さんの方が反対したって話ですよ。中学校の先生によると。

おかしくないですか!?」

 

(めちゃくちゃキレとる・・・私、関係ないんだけど・・・)

 

「その子、サイコパスなんでしょ!?

連れの男の子が言ってました。

『こいつ、サイコパスだから、ちょっかいかけない方がいい』って」

 

(あー・・・それを言ったバカも見当ついてます、私・・・)

 

サイコパスって・・・

ちょっと変わってるところはあるかもだけど、

あの年頃ならそんなもんだし。普通にいい子ですよ」

 

加害者の肩を持って、火に油を注いでしまった。

 

その後、ちょっと強面のZちゃんのお父さんも加わって、二人でキレてた。

 

 

正直、めんどくせー・・・と思った。

 

と、同時に、あの日電話で私の罵りを受けとめて、ひたすら謝ってくれた看護師さん・・・

 

ほんっと、ごめんなさい!!!と思った。

 

 


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