がんとオムツと反抗期。

ステージⅣの肺がん患者の義母と認知症疑いの義父、思春期の子どもに囲まれたもやもやを吐き出すために書いてます

天使なんかじゃない私の本音

お義母さんに崇められている。

お義父さんに崇められている。

お義母さんのお姉さんにも崇められている。

 

「あなたがいてよかった!」

「本当にありがとう!」

「あなたがいなかったら本当に大変だった!」

 

大したことはやっていない。

病院に付き添ってるだけ。

「キーパーソン」として福祉関係の手続きとかしてるだけ。

弾性ストッキングを履く手伝いをしてるだけ。

 

気づいたことをちょこっとやってるだけ。

 

なのに「神様」のようにありがたがられた。

 

本当のことを言うと(やってあげたい!)という積極性があるわけではない。

かといって(本当はやりたくないんだけど…)と嫌々やってるわけでもない。

 

(やらないとなー)ってぼんやり思ってるだけ。

 

(一日でも長く生きてほしい!)と願っているわけでもないけど

(早く死んでくれないかな…)と思っているわけでもない。

(なるべく元気でぽっくり逝ってほしい)とは思ってる。

 

正直なことを言ってしまうと、目の前に降ってきた仕事をこなしているだけなのに、そんなに感謝されると胸が痛む。

 

「立派なお嫁さん」とか「なかなかできないよ」とか人に言われてもぴんとこない。

 

自分は冷たい人間だと落ち込む。

 

お義母さんの病状が悪化して、看病のために睡眠不足の日々が続いたり、お義父さんが重い認知症になって、下の世話を毎日しなくちゃならなくなって、それが10年も続いて…ってなるとさすがの私も

 

(あー逃げたい)って思うよ、きっと。

今まで世話になった恩も忘れて。

 

(関係ないけど、介護を放棄することも「ネグレクト」って言うんですってね)

 

 

申し訳ないけど、お義母さんが死ぬことを考えても全く悲しくない。

それよりも夫が心配。立ち直れるのか。

子どもも心配。落ち込むだろうから。

お義父さんのことも心配。認知症が進むだろうなって。

 

こんなことを冷静に考えてるんです。

 

ごめんなさい。

 


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