天使なんかじゃない私の本音
お義母さんに崇められている。
お義父さんに崇められている。
お義母さんのお姉さんにも崇められている。
「あなたがいてよかった!」
「本当にありがとう!」
「あなたがいなかったら本当に大変だった!」
大したことはやっていない。
病院に付き添ってるだけ。
「キーパーソン」として福祉関係の手続きとかしてるだけ。
弾性ストッキングを履く手伝いをしてるだけ。
気づいたことをちょこっとやってるだけ。
なのに「神様」のようにありがたがられた。
本当のことを言うと(やってあげたい!)という積極性があるわけではない。
かといって(本当はやりたくないんだけど…)と嫌々やってるわけでもない。
(やらないとなー)ってぼんやり思ってるだけ。
(一日でも長く生きてほしい!)と願っているわけでもないけど
(早く死んでくれないかな…)と思っているわけでもない。
(なるべく元気でぽっくり逝ってほしい)とは思ってる。
正直なことを言ってしまうと、目の前に降ってきた仕事をこなしているだけなのに、そんなに感謝されると胸が痛む。
「立派なお嫁さん」とか「なかなかできないよ」とか人に言われてもぴんとこない。
自分は冷たい人間だと落ち込む。
お義母さんの病状が悪化して、看病のために睡眠不足の日々が続いたり、お義父さんが重い認知症になって、下の世話を毎日しなくちゃならなくなって、それが10年も続いて…ってなるとさすがの私も
(あー逃げたい)って思うよ、きっと。
今まで世話になった恩も忘れて。
(関係ないけど、介護を放棄することも「ネグレクト」って言うんですってね)
申し訳ないけど、お義母さんが死ぬことを考えても全く悲しくない。
それよりも夫が心配。立ち直れるのか。
子どもも心配。落ち込むだろうから。
お義父さんのことも心配。認知症が進むだろうなって。
こんなことを冷静に考えてるんです。
ごめんなさい。