がんとオムツと反抗期。

ステージⅣの肺がん患者の義母と認知症疑いの義父、思春期の子どもに囲まれたもやもやを吐き出すために書いてます

ただの風邪をなめてはいけないと思い知った発熱4日目

夫が38℃の熱を出した。

コロナもインフルエンザも陰性だった。

「ただの風邪」

 

え?ただの風邪?

ただの風邪ってなに!?

ただの風邪って熱とか出るんだ!?

 

「コロナ」が盛り上がりすぎて「ただの風邪」っていうものが何かよくわからなくなっている。

 

夫は翌日には熱が下がった。

 

さすが「ただの風邪」

 

そんな風になめていたら、そのさらに翌日、今度は私が熱を出した。

 

朝から頭痛と悪寒やばすぎ。

 

昼過ぎには39℃を超え、辛すぎて死んだ。

 

それでも寝ていれば治るだろうと思っていた。

 

ところが翌日になっても38℃。

 

波のように襲ってくる悪寒。身体中が痛い。

 

ロキソニンを飲んで無理やり熱を下げてごはんの準備をする。

 

そして3日目。

 

やっぱり39℃。

 

(あれ?…もしかして、風邪じゃないのでは!?

コロナの時ですら二日目には37℃まで下がってたぞ?

まさか…恐ろしい病気が潜んでいるのでは!?

死ぬ…私…死ぬのかも…)

 

愛犬くんがこの3日間、ずっと寄り添ってくれている。

 

その様子を見て子どもが

 

「犬って、もうすぐ死ぬ人がわかるんだって」とつぶやく。

 

(母をかわいそうだと思わんのか!!!)

 

でも…そうなのかもしれない…。

 

「みんな…いろいろあったけど…(数日前に殴りあったりとか)

みんなと家族になれて、本当に幸せでした…」

 

本気でそんな風に言ったりもした。

 

それでも頭のどこかでさすがに三日も寝込んだら治るだろうと思っていた。

 

4日目。やっぱり38℃だった。

 

行きつけの町医者に駆け込んだ。

 

検査をしてもらい、コロナでもないインフルエンザでもないと言われた。

 

咽頭炎を起こしている風邪」

 

「みんなコロナばっかり注目してるけど、それ以外の風邪も大変なんだよ!

4日間も…辛かったでしょう?よくがんばったね」

 

何日も顔も洗っていない私に先生が優しい言葉をかけてくれる。

 

 

(ああ…女神!)

 

先生に抗生剤をもらって飲んだ。

熱が下がった。

 

4日も熱を出すなんて初めてだった。

ほんとしんどかった。

 

年なのかなー…。

体力つけないとなー…。

 

ただの風邪。なめたらあかん。

 

 


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