がんとオムツと反抗期。

ステージⅣの肺がん患者の義母と認知症疑いの義父、思春期の子どもに囲まれたもやもやを吐き出すために書いてます

最悪のタイミング

がん治療が始まって2週間。

子どもの学校が夏休みに入った。

 

「よし!プールに行こう!」

 

私は焦っていた。

(もうすぐお義母さんが退院してくる。

そうしたら夏休みどころじゃなくなるかも)と。

 

夏休み初日にプールで遊びまくった。

 

その夜、子どもは熱を出した。

コロナだった。

 

学校でも流行っているとは聞いていたけど、まさかこのタイミングで…。

 

夏休み開始早々、10日間の自宅待機…。

 

子どもの習い事の発表会も、友人と家族でお食事会も。

すべてパー。

 

そして翌日、私ものどの痛みと頭痛と体の痛みに襲われ始めた頃、病院から電話。

 

「主治医から入院中の経過を説明したいので来院していただけますか?」

(いただけません!!!)

「すみませんが、子どもがコロナにかかりまして」

 

「え!?それは大変ですね!ではお義父様に…」

 

「高齢なもので難しいです。それに義父も濃厚接触者ですから…」

 

「…では、治ったらご連絡ください」

 

 

…ちーん。

 

どっちにしろ夏休みが消えた。

 

どんな勘が働いたのか、夏休みの思い出をとりあえず一つは作れたから、よしとしよう…。

 

 


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