がんとオムツと反抗期。

ステージⅣの肺がん患者の義母と認知症疑いの義父、思春期の子どもに囲まれたもやもやを吐き出すために書いてます

おまえがなっ!!!(怒)

子どもはコロナで二日間熱を出した。

彼の熱が下がった三日目、私が熱を出した。

それでも37℃台でまだ動けたので、マスクをしてお義父さんのところに洗濯物を取りに行った。

 

 

「うわ…今日もなんかついてるわ…」

 

お義父さんのパンツを手洗いしながら、泣きそうになる。

憎しみすら覚える。

 

洗濯機を回してベッドにダイブ。

 

その間に熱は38℃まで上がり身体の痛みもひどくなってくる。

 

洗濯機が「洗濯終わったよー」と能天気にぴろぴろ鳴った。

 

 

(ああ、もうだめだ…)

 

泣く泣く子どもに頼んでみる。

 

「おじいちゃんのパンツとシャツ干してくれない?」

 

「えっ!?やだ!!!」

 

「なんで?ちょっと干すだけじゃん!」

 

「おじいちゃんのパンツとか、触りたくない!」

 

「洗ってあるからきれいだよ?」

 

「でも無理。

っていうかさー。おじいちゃんはお母さんが熱出してるって知ってるの?」

 

「伝えたよ、コロナだって」

 

「それなのに洗濯頼むの?ひどくない?」

 

・・・・・・・・・・・ぶっちぃーん!!!(怒)

 

「今、あんたが苦しんでるお母さんに洗濯干させようとしてるのと、どこがどう違うのよ!!

何十枚も干せって言ってるんじゃない!!ほんの数枚でしょうが!!!

しかも汚いのは私が洗ったんだよ!?手で!!!

こんなしんどいのにじじいのパンツをお母さんは洗ったんだよ!!!

あああ、もうやだ!!!

パンツくらい、自分で洗え、くそじじい!!!」

 

 

ついにキレてしまいました。

 

え?じじいのパンツ?

干しましたよ、私が。

 

あああ…健康って素晴らしい。

病気は人の心をも荒ませる。

 

これを書いている今はすっかり元気でじじ…お義父さんのパンツも普通に洗って干してるもんね。

 

健康、ばんざーい!!!

 

 


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