介護のお金で泣きを見る前に読んでおいた方がいい本
お義父さんとお金の話をし、
(最悪は施設に入れられるお金がある!)
とほっとしていたら、図書館に予約していた本の準備ができたと連絡がきた。
『親の介護をはじめたらお金の話で泣き見てばかり』
予約してから数か月。
お金の心配はもうなくなったので、
(さて、どんなふうに泣きを見たのか見物させてもらおうかしら)
くらいの気持ちで読んでみた。
全然他人事じゃなかった。
ひとつわかったことは
「施設に入れても楽にはならない」ということ。
なんだかんだ雑用で呼び出されるし、書類は多いし、トラブルを起こせば施設を追い出されることだってあるらしい。
それから「ゴルフ会員権」とか「株」とか「自宅以外の不動産」とかは結構やっかいらしい。
ゴルフと不動産はないけど、株はやっていたような…。
この本の筆者のお母さんは「銀行に言われるがままにリスキーな投資をして、資産を目減りさせた」らしい。
お義父さん…大丈夫かな?
持ってた株は全部処分したって聞いたけど…。
まあ、過去にどんだけ損失だしててもそれはお義父さんの勝手だから、私が口出すことじゃないんだけど。
それにまあやっぱり、そんな簡単に施設に入れられるわけじゃないから、お義父さんの下着の洗濯(もしくは下の世話)は免れないんだろうなと思ったり。
あと、その本に書いてあったことでとても印象的だったこと。
ヒトの遺伝子には「子を産み育てる」というプログラミングはされているが、「親の老後の面倒をみる」というプログラミングはされていない。
プログラミングされていないものを全くの義務感だけでやらなきゃいけないから辛く感じるのか…。
子どものパンツを洗うのは苦にならなかったのに、お義父さんのパンツは嫌な理由がわかった気がした。
それに、子どもはどんどん手がかからなくなるけど、老人は逆の方向に進んでいくと思うと、気が滅入るってのもあると思う。
「子ども叱るな来た道だもの
年寄り笑うな行く道だもの」
昔、お寺の前に書かれているのを見て(なるほど)と思ったけど、今まさにこの言葉を実感している。