がんとオムツと反抗期。

ステージⅣの肺がん患者の義母と認知症疑いの義父、思春期の子どもに囲まれたもやもやを吐き出すために書いてます

あと何回一緒に年越しできるのか問題

6月にほとんど食べ物がのどを通らない状態だったお義母さん。

正直言うと

「あー…年越せないかもな」と思ってました。

(ごめんなさい)

 

タグリッソという薬がめちゃくちゃ効いているおかげで

 

(この人、来年も再来年も正月迎えられるんじゃない?)

ってくらい元気になりました。

 

 

うちのお正月。

というか、夫の実家のお正月は。

 

みそかに「おせち」を食べる。

 

実家では

「大みそかは年越しそば」

「元旦におせち」

だったので最初はとても不満だった。

(おせち、もう食べちゃうのかよ!)って。

 

まあでも高島屋かなんかの豪華なおせちを毎年注文してくれるので黙って食べていた。

(買ってもらって偉そう)

 

でも一番不満だったのは「お雑煮」

 

うちの実家ではすまし汁に具は餅オンリー。

それが普通だと思っていた。

 

ところがお義母さんの雑煮は具沢山。

鶏肉と野菜が何種類も入ってて餅にからみついてくる。

大変失礼なのですが、最初は

 

(なんて下品なお雑煮なのだろう)と思いました。

 

逆に夫は初めてうちの実家のお雑煮を食べた時。

 

(餅しか入ってない…婿いびり?)

 

と思ったそうです。

 

 

で、今年のお正月もお義母さんが

「お雑煮を作りたいから材料を買ってきて」

と言っていて、

(さすがに大変だろうから具を切るところまでやっておこうか)

という夫婦の相談になっていたのだけれども。

 

ぎりぎりになってお義母さんが

 

「お雑煮の作り方…わかんなくなっちゃった…。

なにで味付けしていたんだっけ?」

 

と。

 

去年まで毎年作っていたのに。

そんなことってあるのね。

なんなら今年最後かもしれないから

味つけ習っておいた方がいいかなとか思ってたけど

遅かった…のか?

 

というわけで、今年のお雑煮は夫が作りました。

 

おいしかったです。

 

それにしても…おせちを食べながら夫が

 

「お母さん、もっと食べなよ。

もう食べられないかもしれないんだからさ」

 

ってしきりに言うの。

 

いやいやいや!

それは言わない約束でしょ!

(思ったけどさ、思ったけども)

 

そんなわが家の年末年始。

 

 


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