がんとオムツと反抗期。

ステージⅣの肺がん患者の義母と認知症疑いの義父、思春期の子どもに囲まれたもやもやを吐き出すために書いてます

市の普通救命講習を受けてみた

前から「救命講習」には関心があった。

ただ実際に受けてみることはなかった。

 

それがここに来てリアルに

(いつ何時なにが起こるかわからない)

と、思えてきた。

 

お義母さんはもちろん、お義父さんや夫、子どもにも。

市の広報に「普通救命講習」のお知らせが載っていた。

 

お義母さんの通っているC病院の隣にある救急ステーションでやるらしい。

 

(おおっ!あそこか!行ってみよう!)

 

早速申し込んでみた。

 

 

講習当日。

 



病院には何度も来てるけど、救急ステーションに入るのは初めて。

一階には救急車。二階が事務所になっているっぽい。

(どきどき)

 

講習は5人ずつ1チームになってやる。

今回は3チームあって、チームごとにマネキンが一体置かれてた。

 

平日の昼間にこんな講習を受けるのは、年寄りばかりかと思ったら、若者の姿がちらほら。

 

まずはビデオを見せられて、次にビデオに合わせて実践。

 

(あ!倒れている人がいる!)

 

災害時なども想定して、まずは安全確認。周囲を見回す。

 

「安全確認よし!」

 

上半身だけのマネキンの両肩(←ここ大事)を叩いて、意識があるかどうかの確認。

 

「わかりますか!?…わかりますか!?…」

 

顔だけでなく足などが動かないか確認(足はないけど)

 

「反応なし!」(みんな真剣にお芝居?をする)

 

周囲の人に助けを求める。

 

「そこのあなた!救急車を呼んでください!

意識がないことを伝えてください!」

(そこのあなた!って…ちょっと笑える←不真面目)

 

「そこのあなた!AEDを持ってきてください!」

 

次に呼吸の確認。口、胸、腹を見て、呼吸していなければ心臓マッサージ。

 

「呼吸なし!」

 

胸骨圧迫をする。肋骨と肋骨の間の骨に両手を当てて垂直に押す。

 

「1!2!3!4!5!6!…」

 

(うわっ…結構、ちから要るなぁ…)

 

5cmくらいへこむくらい押すらしいんだけど、男の人だと力が強すぎて、逆に「強すぎます!」とか注意されてた。あと、速度も重要らしく、がっこんがっこん押しまくってる人も「もっとゆっくり!」と言われてた。

 

1分に100回くらいの速さらしい(もう感覚に頼るしかない)

 

それを30回する。

 

それから人工呼吸を2回。

 

また胸骨圧迫30回。

 

人工呼吸2回。

 

AEDが来たら、一旦中止して電気ショックが必要なら電気ショック。

 

その後、また救急車が来るまで胸骨圧迫と人工呼吸を繰り返す。

 

救急車が来るまでにだいたい10分。

 

かなりの重労働。

 

2,3回やっただけで結構きついのに、10分って…。

 

でも、これをやるかやらないかで蘇生率がめちゃめちゃ変わってくるそう。

 

あとはAEDの使い方を習ったり、のどに物が詰まった時の取り除き方を習ったり…。

 

とても充実した3時間だった(しかもタダ)

 

これで何が起こっても平気!という自信がついた。

 

 

…あれ?でも、ちょっと待って!?

 

私が倒れた時は誰がこれをやってくれるの!?(不安)

うちのマンションのAED、こないだ撤去されてましたけど!

(徒歩3分の公共施設にはあるらしい←夜間は使えない!?)

そもそも、家に夫と私しかいない状態で夫が倒れたとしたら…

全部を自分でやるのか!?

 

 

…まあ、知らないよりはいろいろ知れてよかった。

 

今度は上級講習も受けてみよう!

 

 


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