がんとオムツと反抗期。

ステージⅣの肺がん患者の義母と認知症疑いの義父、思春期の子どもに囲まれたもやもやを吐き出すために書いてます

姑のがん発覚をきっかけに反省する嫁

包括支援センターで介護の相談をした時に係の女性にこう言われた。

 

「こんなに近くに住んでるのに実家にはあまり立ち寄らないんですか?」と。

 

なんならちょっと白い目で見られた。

 

 

文字で見ると「お義母さん」だけど、

耳から入る音は「おかあさん」

 

なので「義理の母なものですから…」と言うと、

 

係の人はとたんに優しい目になり

 

「いろいろありますよね…」と笑顔になった。

 

そう、いろいろあるのだ。嫁と姑には。

 

 

私は義母が苦手だった。

 

いい人なのだ。

 

すごくいい人なのだ。

 

だけどなんか合わなかった。

 

過保護だし過干渉だし、笑い声がけたたましいし、自分の考えを押し付けて来るし、人の会話に割り込んでくるし、茶化すし、話しも面白くないし、同じ昔話を繰り返すし、たまにKYだし。

 

夫の実家に行くのが嫌だった。

 

「正月」「クリスマス」「誕生日」

 

大切な行事だからこそ、邪魔されたくないと思ってた。

 

一番は

「子育てに口を出されること」が嫌だったのかもしれない。

 

 

だけど、ちょっと見ないうちになんだか弱っちゃってて。

 

病院で「肺がんです」なんて言われちゃって。

 

前みたく、きびきび歩けなくなったお義母さんを見てたら…

 

 

なんかつまらないことでぎすぎすした態度を取ってたことがとてつもなく申し訳なく思えてきて。

 

 

(ああ…この人はもうすぐ死んじゃうのか)

 

 

と思ったら、その原因が自分にあるような気すらしてきて。

 

 

(罪滅ぼしをしなきゃな)

 

って思った。

 

 


人気ブログランキング