がんとオムツと反抗期。

ステージⅣの肺がん患者の義母と認知症疑いの義父、思春期の子どもに囲まれたもやもやを吐き出すために書いてます

介護されるとはプライベートをさらけ出すこと

ケアマネPさんが義理の両親の家にやってきた。

Pさんは小柄な女性だった。

 

まずは家の様子を見てもらう。

 

「手すりがあったほうがいい」とか「入浴用の椅子を」とか「ベッドに柵を」とアドバイスされる。

 

ケアマネージャーの仕事は実際の暮らしの様子、患者の様子を見て「介護計画」みたいなのを立て「訪問看護師(あるいはヘルパー)の手配」や「介護用品の会社を手配」してくれたりするようだ。

 

家をひととおり見たら、お次は患者の周辺情報の聞き取り。

 

これがかなり細かい。

「どこの学校を卒業して、どんな仕事をしていたか」

「兄弟は何人で性別は?生死は?」

「年金の受取額はいくらか?」

「何時になにをしてすごしているのか?」

「普段はなにを食べているのか?」

個人情報さらけ出しまくり。

 

それからサービスごとにいくらくらいかかりますよーっていうお金の話。

 

そして最後に、居宅支援事業所Qとの契約を交わす。

 

「うちではこういうことをやりますよー」

「かかるお金は事前にお伝えしますよー」

「困ったことがあったらなんでもいってくださいねー」

「クレームも受け付けますよー」

 

みたいなことが契約書には書いてあって、6ページくらいあるのをだーって早口で説明される。

 

お義父さんが代理人としてお義母さんの名前で契約する。

 

お義母さんの名前書いて住所書いて、自分の名前書いて住所書いて、日付書いて、ハンコ押して…っていう作業が何度もある。

 

やっと終わったと思ったら、Pさんは「次があるので」と、風のように去っていった。

 

 

勝手な想像だけど、Pさんとお義父さんは相性が悪そうな気がする…。

 

病院では主任を務めてましたって感じのPさんと、会社では上の役職だったお義父さん。

 

手すりの相談してる時に何度も

 

「そのうちにおとうさんにも必要になりますからね~」

 

と言われてむっとしていたような気がする…。

 

くわばら、くわばら。

 


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