がんとオムツと反抗期。

ステージⅣの肺がん患者の義母と認知症疑いの義父、思春期の子どもに囲まれたもやもやを吐き出すために書いてます

「いつ死んでもおかしくない」と言われる

B病院のデータを持って、再度C病院に行った。

「今後の治療方針を決める」

といっても、治るわけじゃない。

「少しでも長く生きるためにはどうすればいいのか」

を決めるだけ。

 

そのことを再度、思い知った。

 

B病院では

「タグリッソは平均2年効果が続くと言われています。

効果がなくなるか強い副作用が出るまではこれで治療を続けていきましょう」

と言われたので、

 

(副作用もなさそうだし、2,3年は大丈夫ってことかな)

 

ってなんとなく思ってたけど。

 

C病院の新しい主治医には

「タグリッソの効果は18ヶ月と言われていますが、私の印象では1年でだいたい効かなくなってきますね」

 

と言われた。

 

タグリッソが効かなくなった後は

抗がん剤に切り替えて、苦しんでちょっと長生きする」か

「治療はせずに楽に早死にする」かを選択することになります。

 

そんなに乱暴な言葉ではなかったけど、そんなことを言われた。

 

それから

「旅行や外食などやりたいことがあれば、今のうちにどんどんやっておいてください。今が一番いい状態ですから」

 

と言われ、はっとした。

 

(この比較的元気な状態が死ぬまで続くわけじゃないんだ)と。

 

そして、主治医と二人きりになって言われた。

 

「急に容体が悪化することがあります。朝は元気だったのに夜には死んでたなんていう可能性もゼロではありません。覚悟をしておいてください」

 

「今、全然痛みもないみたいだし、咳一つしてませんが、それでもですか?」

 

「がん細胞が血流にいる状態なので急変はありえます」

 

なんかドラマみたいに現実感がなかった。

 


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